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2012年5月3日
All Things Must Pass / George Harrison
リリース:1970年
評価:★★★★
コメント:フライアー・パーク門前での決意が冷めない内にハリソンもの、いっときます(笑)
正直、取り立ててジョージ・ハリソン(と云うより、ビートルズ関係全般)に興味はなかったのですが、ある時、大村憲司氏が歌っていた[Far East Man]に魅せられ、オリジナルがG.ハリソン(ロン・ウッドも含む)だと判り、これを収録した<Dark Horse>にリーチしたのがG.ハリソンとまともに対峙した始まりかと思います。
#'80s後半の<Cloud Nine>は既聴ですが、これはある意味例外です(笑)。
本作も入手は結構早くに済ませていたものの、CD2枚を聴き通すタイミングがなかなかとれず、飛び飛びで数曲聴いたまま放置していました。
手元にあるのは「ニュー・センチュリー・エディション」って帯にある盤で、リマスター+オリジナル未収録を含めて全28曲が収録されています(ジャケットもカラーです)。
コアなファンではありませんので、取り立ててボーナストラックの有難みに今一つピンときませんが、ともあれ、英米ともにチャート#1を獲った事、当時はディスクローズできなかったサポートアーティスト(含むエリック・クラプトン)の話、何よりG.ハリソン自身がこの盤に寄せたコメントなど、音も然りですが舞台裏やこの作品への想い等も興味深く視聴しました。
時代背景(G.ハリソンの心的なもの)も含み、ちょっとだけ「重い」感じがして、正直、小生の耳には'70s中後期のG.ハリソン作品群の方が心地よく響いてきます。
収録曲、歌詞などには、いわゆる、鬱積としたものを吐露している部分も少なからずありますので、ビートルズ後期の台所事情を知るファンの視点からは興味深いのかも知れませんが、純粋に音を楽しもうとすると・・・「重い」感じがねぇ・・・拭えない。
師匠曰く「点(好きな音楽)を繋げると円になる」はい。急ぎ慌てはしませんが、ちょっとビートルズ(せめて後期もの)でもトライしてみますかねぇ。
ただ、誤解の無いように申し添えておくと、このG.ハリソンのつむぐメロディーライン、この感覚・感触にはやはり惚れ惚れする訳です、小生は(^^;
収録曲:
[Disc 1]
1.I'd Have You Anytime
2.My Sweet Lord
3.Wah-Wah Harrison
4.Isn't It a Pity?
5.What Is Life
6.If Not for You
7.Behind That Locked Door
8.Let It Down
9.Run of the Mill
10.I Live for You
11.Beware of Darkness
12.Let It Down
13.What Is Life
14.My Sweet Lord [2000]
[Disc 2]
1.Beware of Darkness
2.Apple Scruffs
3.Ballad of Sir Frankie Crisp (Let It Roll)
4.Awaiting on You All
5.All Things Must Pass
6.I Dig Love
7.Art of Dying
8.Isn't It a Pity? [Version Two]
9.Hear Me Lord
10.It's Johnny's Birthday
11.Plug Me In
12.I Remember Jeep
13.Thanks for the Pepperoni
14.Out of the Blue
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こんにちは。
返信削除分かります分かります。
異国の情景を忘れない内に関連作品を
見聴きしておこうという衝動。
(ムーラン・ルージュ観劇の後、帰国後速攻で
ムーラン・ルージュのLDを買ったことが
あります(笑)
私もニュー・センチュリー・エディションで
購入したのですが、ロック小僧には
手が出ない高値のアナログ時代
このジャケットの背景色は
陰鬱な感じのモノクロだったんですよね。
今回、そのジャケットに色々加工した
お遊びが施されていますが、
最終的にこのアルバムの色は
モノクロが一番ぴったり来るのかなと。
インドの修行僧以降の明るいハリスンが
お好きな目賀葵さんにはちょっと
冒険になってしまいますが
ビートルズに直帰するよりも
このアルバムの物憂げな感じの血肉に
なっているスワンプ物に寄り道するのも
一興かと。
(クラプトン、メイスンのソロ1stとか
デラニー&ボニーなど)
コメントありがとうございます。
削除<Cloud Nine>にしようかと思ったのですが、
LPなので手軽に寝床で聴けず、こちらにしました(^^;
>なっているスワンプ物に寄り道するのも
>一興かと。
はい、嫌いじゃありません、その分野。
メイスンのソロ1st<Alone Together>、
デラボニw/クラプトン<On Tour with Eric Clapton>
は既聴(&まだ手元にあり)ですが、ここで
つながるとは思っていませんでした。
いい機会なので再リッスンします。
そう言えばレオン・ラッセルも中途半端に聴いて
放置している盤が何枚かあったような・・・(汗)