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2012年5月6日
Bad / Michael Jackson
リリース:1987年
評価:★★★★
コメント:「これ、今レビューするわけぇ?」という声は聞こえない振りをしつつ(^^;行きます。
マイケル作品で現時点で手元にあるのは前の2作<Off the Wall>、<Thriller>と本作だけです。
個人的には本作はこの3作品から見れば鬼っ子的な位置づけで、それが証拠に?、聴いた回数でいえば、前2作の1/3にも及ばないと思います。
M.ジャクソンが亡くなった時でさえ、本作を聴くことはありませんでしたねぇ・・・
何故に?と問われれば、本作を「これ、クインシー・ジョーンズのプロデュースじゃないじゃん」と思っていた点、が大きかったかと(実際にはQ.ジョーンズプロデュースです)。
お気付きの貴兄も多いかも知れませんが、、同じ'80sではあるものの、前作からの流れで対峙すると曲調/アレンジが大きく変化しています。
これが時代の(変化の)速さだと言えば正論です。しかし、前2作で受け、ある意味固定化されたM.ジャクソン象からすれば、やはり本作は「何か面白くない」。
ひょっとしてM.ジャクソンじゃなく音と演者を別物として見ていた(聴いていた)のではないか?と自問するに至り、恐らく大筋で「正解」なのかなぁとも思っています。
もっと突っ込んで言えば、小生としてはロッド・テンパートンが導入した'70sファンクのエッセンスを'80s風に洒落たアレンジにしたQ.ジョーンズ、そして豪華なスタジオミュージシャンという三位一体がこの上なく心地よかったのだろうと。
概ね'90sに向かってM.ジャクソン自身が(前2作を通過して)メキメキと力をつけたことから、ここでのイニシアティブは当たり前ですがM.ジャクソンが握っている事が伝わってきます。
M.ジャクソン自身は以前からもコンポーズに携わっていましたが、ここでは「大丈夫、全部セルフで行けるよ」と言わんばかりの内容です。
誤解なきように申し上げておくと、実際に本作のセールスも内容も非常に優れたものである点は何ら否定するものではありません。
この辺りからM.ジャクソン自身はどこか浮世離れして行くようにも思いますが、いずれにせよ、小生は本作以降のM.ジャクソン作品には全くリーチすることはありませんでした。
閑話:
[1]のB3オルガンソロはファンキー(オルガン)ジャズの権化(^^;ジミー・スミスがとっています。ベタかも知れませんが、これ<Root Down>など小生は好きですね。
収録曲:
1.Bad
2.The Way You Make Me Feel
3.Speed Demon
4.Liberian Girl
5.Just Good Friends
6.Another Part of Me
7.Man in the Mirror
8.I Just Can't Stop Loving You
9.Dirty Diana
10.Smooth Criminal
11.Leave Me Alone
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