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2012年5月2日
O.K. Ken? / Chicken Shack
リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:全くの無計画入手(笑)。ジャケ(※)に惹かれたのも「真」なら、値段(中古)に惹かれたのも「真」。
ともあれ、どこかで「Chicken Shack」という名前を聞いた事はあったものの思い出せず、帰宅後にライナーに目を通してようやく「あぁ、英ブルースロック系かぁ」という有り様ではありました。
以前、ピーター・グリーン作品かフリートウッド・マック作品のライナーで目にしていたのかも知れません。
本作、Chicken Shackの一番のヒット作だそうで、全11曲40数分という内容ですが、どれも肩の凝らない軽快なホワイト・ブルーズです。
肩が凝らないという云い方は、音的にありがちな重さとか暗さとか、まぁ、そういったブルーズの本質?みたいなところからは距離を置いている点を称して述べています。
無論、ハウリン・ウルフあり、B.B.キングあり、T・ボーン・ウォーカーありと、歌詞カードを眺めればその多くが「ぶーたれ」ソングである事は判ります(笑)
が、演奏として湿ったところは感じられず、明るく乾燥した感じが強く感じられます。ホワートブルーズにも種々なタイプのグループ/アーティストがあるのでしょうが、個人的にはこういう聴かせ方は好きですねぇ。
バンドの中心人物であるスタン・ウェブ(g、vo)は英ブルーズ・シーンでも顔役だったようで、その手の情報を紐解くと必ず名前が出てきます。
またクリスティン・パーフェクト(p、vo)は、その後ジョン・マクヴィー(フリートウッド・マック)と結婚してクリスティン・マクヴィーとなり、ようやく小生の頭の中でセグメントが接続されます(^^;
ライナーにもありましたが、こうしたブルーズグループは第3世代という位置づけで、同世代としてテン・イヤーズ・アフターやフリートウッド・マック、シカゴ・クライマックス・ブルース・バンド等が揚げられるとの事。
フリートウッド・マックのようにスタイルを変化させていったグループもありますが、多くは英ブルーズ・ブームの衰退と運命を共にしたようですね。
クリームやジミヘンの出現に象徴されるように、単にホワイトがブルーズを演じるだけの時代ではなくなっていった事が大きく影響しているらしいです。
(もう何年も前の(笑い)年頭に立てた計画の1つ「ブルーズ・ロック再入門」もスローペースながら続けていく上で久しぶりの1作になりました。
※ ガイコツと少年のジャケはオリジナルではないらしいです。別にいいけど(笑)。
収録曲:
1.Baby's Got Me Crying
2.The Right Way Is My Way
3.Get Like You Used to Be
4.Pony and Trap
5.Tell Me
6.A Woman Is the Blues
7.I Wanna See My Baby
8.Remington Ride
9.Fishing in Your River
10.Mean Old World
11.Sweet Sixteen
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