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2004年1月18日
Aspects / The Eleventh House feat. Larry Coryell
リリース:1976年
評価:★★★★★
コメント:十分すぎるほどのロックテイストを入れ込みつつ、ソロパートの刺激にはジャズテイストが味わえる、まさにジャズロックというフレーズがぴったりのイレブンス・ハウス名義による5作目です。
[1]のギター・イントロを聴けば、否が応でもアルバムへの期待が高まりませんか?
続く[2]、[3]と、怒涛の3連荘でボルテージは上がりっ放しになります。
小生自身が別のレビューで「イレブンス・ハウスものでは最高作」といったような事を書いた記憶がありますが、'70s中期のラリー・コリエル・サウンドを満喫したい方にはお勧めです。
吼えまくるL.コリエルのギター、バックを支えるイレブンス・ハウスの面子、ここには昔からの仲間であえるマイク・マンデル、若きヒノ・テルマサ氏も居ます。
ゲストとしてランディ・ブレッカーのみならずマイケル・ブレッカー、デヴィッド・サンボーンも参加。
このノリ、うまさ、正に'70s最高のホーンセクション。
彼等が編み出すアンサンブルは、丁度、この後に爆発することになるブレッカーBros.のテクニカル&メカニカルな音を彷彿とさせるもので、非常に興味深いものです。
また、[4]ではスティーヴ・カーンとのアコースティック・ギター・デュオを入れています。
奇しくもイレブンス・ハウス名義ではこれが最終作となり、この後L.コリエル氏はその音楽的な方向をアコースティック・ギターによるソロ/デュオ、クラッシク曲アレンジなどへ向けるようになってゆきます。
全くの個人的想像に過ぎませんが、ランディ/マイケル・ブレッカー、D.サンボーン、S.カーンなどが、所謂'70s後期に向かってフュージョン・シーンを牽引してゆく重要なアーティストであった事実を考えると、この作品でL.コリエルから彼等へある種のバトンタッチが行われたように思えてくるのは私だけでしょうか?
閑話:
どうもこのジャケットがねぇ・・・なんだか心霊写真みたいで気味が悪いと言えば言い過ぎかもしれませんが(笑)
収録曲:
1.Kowloon Jang
2.Titus
3.Pyramids
4.Rodrigo Reflections
5.Yin-Yang
6.Woman of Truth and Future
7.Ain't It Is
8.Aspects
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