評価:★★★★
コメント:元シーウィンドのヴォーカル、ポーリン・ウィルソンの'01年作品。
あまり熱心なファンではありませので、正直、シーウィンド作品以外での彼女の活躍はそれ程ウォッチしていた訳ではありません。
他のアーティスト作品でゲスト参加していた程度は知っておりますが。
本作に手を出したのは、無論、P.ウィルソンの声を聴きたいという事もありましたが、そのバックの面子に惹かれた部分も少なくありません。
先ず、作品全体を通して「はっ」とさせられたのは、全編を全てジャズのスタンダードで固めている点です。
故に、「シーウィンドの幻影」をそこに見ることはできません。
「トリビュート」というタイトルから想像できたのですが、彼女のキャリアに影響を及ぼしたシンガー達への敬意を表している訳ですね。
ある意味、当時の彼女が大人の女性としてしっかり、しっとり聴かせてくれる歌声はとてもしなやかで心地良いものです。
そして、デヴィッド・ガーフィールド(カリズマでの活躍でも馴染み)や、ラリー・ウィリアムズ(こちらは元シーウィンド)のアレンジが素晴らしいです。
ここまで心地よい音にしてしまう手腕は流石です。
少し夕暮れの風にでも吹かれながら聴くと雰囲気でますよ(^^;
参加メンバーには、そのシーウィンドをプロデュースしていたハービー・メイソン(ds)、ジェリー・ヘイ(tp、こちらも元シーウィンドですね)、アルフォンソ・ジョンソン(b)、アイルト・モレイラ(ds)等。
収録曲:
1. RIO DE JANEIRO BLUE
2. GOOD MORNING HEARTACHE
3. NEVER LET ME GO
4. SENTIMENTAL MOOD
5. WHEN I FALL IN LOVE
6. THE NEARNESS OF YOU
7. I WANT TO BE AROUND
8. SOMEONE TO WATCH OVER ME
9. DINDI
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