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2008年8月3日

Hyper Ventures / Hyper Ventures


リリース:1992年
評価:★★★
コメント:'92年にリリースされた日本での(?)企画盤。

元々、<ハイパー・ベンチャーズ>というタイトルでリリースされていたと思いますが、その後(権利上の問題か)タイトルが変更されています。

そもそも企画発案の経緯が全く判りませんので、「何をしたかったのか」が見えません。

東海岸の一流セッション・ミュージシャンが集い作成されただけに、音楽的な高さは申し分なしである点は折り紙つきですが・・・

因みに、スティーブ・ガッド(ds)、ウィル・リー(b)、デヴィッド・スピノザ(g)そしてジョン・トロペイ(g)という布陣です。

CD帯には「…ベンチャーズのヒット曲を超ハイテクでカヴァー」とありますが、この面子をして「超ハイテク」と書いてしまう辺りのセンスの無さにちょっとイラっときます(テクニック+αがあるから、彼らは超一流のセッションミュージシャンとして名声の成しているのですから)。

言うまでも無く、彼らへの批判ではなく、販売会社への批判です。

本作内では、殊更高度にテクニカルな演奏を繰り広げているようには聴こえません。

寧ろ、余計なアレンジなどは避けて、彼らの憧れ(?)であったベンチャーズ・ナンバーを楽しそうに演じていると思えます。

恐らく、再発されることは先ずないと思いますが、フュージョン・シーンに関心のある方、およびベンチャーズ関連で惹かれる方にしてみれば、ちょっとしたレア・アイテムになるかも知れません。
収録曲
1.Bulldog
2.Caravan
3.Pipeline
4.Apache
5.Wipe Out
6.Slaughter On Tenth Avenue
7.Let's Go
8.Tequila
9.Walk Don't Run
10.The House Of The Rising Sun
11.The Cruel Sea
12.Perdidia
13.Diamond Head
14.Bumble Bee
15.Walk Don't Run'92

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