評価：★★★★
コメント：ロギンズ＆メッシーナ時代はもとより、ソロ転向後の初期作品と比べると、彼が持っているロック・センスとメロディ・メイカーとしてのセンスは後期作品になる程前面に滲み出てきていると言えるのではないかと思います。
本作はジャーニーのスティーヴ・ペリーとのデュエット[1]で幕を開けます。
盟友であるマイケル・マクドナルド(＋デヴィッド・フォスター)との共作である[6]は正に時代('80s初期西海岸)を強くイメージさせるサウンド。
ロックとAORの心地良さがいい感じです。
[7]もD.フォスターとの共作で、こちらは本当にエア・プレイ/TOTO路線の感触です(^^;
愛妻との共作である[5]では、メロディアス＆ムーディーな中でK.ロギンスのファルセット・ヴォイスが上手くマッチしています。
アルバム全体が色々な楽曲パターンで埋められている点は、そのままトータル・コンセプトの低さにつながるのかも知れませんが、それよりもK.ロギンスの音楽性におけるショウ・ケースのような作品と言えるかも知れません。
それ故、様々なゲスト陣と共に作られた本作の水準は決して低かろうものではありません。
収録曲：
1.Don't Fight It
2.Heartlight
3.I Gotta Try
4.Swear Your Love
5.The More We Try
6.Heart to Heart
7.If It's Not What You're Looking For
8.It Must Be Imagination
9.Only a Miracle
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