評価：★★★★
コメント：もう３０年も前の作品ではあるのですが、当時は(小生の嗜好が)フュージョンど真ん中･･･ではなかったせいもあり、「お噂はかねがね聞き及んでおりました」といったていたらくで今になって全編聴いてみました。
ファンタジックなコア(ウル･デ･リコの童話・絵本)を氏のギター(楽曲)がイマジネーション豊かに奏でるという点において、
ハード＆メカニカルな氏のプレーをイメージしていた者にとっては、そのギャップには少なからず驚きました。
勿論、一貫して高い氏の技術力に支えられている事には違いはありませんし、個人的には最後の最後、それこそ[14]のラスト３分くらいのラッシュに、[1]から聴いてきた緊張も驚きもすべてがとても気持ちよく昇華されていくような感じを受けました。
基本的にフュージョン全盛時代の追い風もあったとは思いますが、やはりこのジャンルにおいては、そのコンセプトと共に内容、完成度も含め稀有なそして優良な作品だと思います。
収録曲：
1.プロローグ
2.ワンス・アポン・ア・ソング
3.セヴン・ゴブリンズ
4.ザ・サン・セット・ヴァレー
5.ザ・ムーン・ローズ
6.スーン
7.マジカル・ナイト・ライト
8.レインボウ・パラダイス
9.サンダー・ストーム
10.ライジング・アーチ
11.ジャスト・チャックル
12.レインボウ・ワズ・リボーン
13.プラムド・バード
14.ユー・キャン・ネヴァー・カム・トゥ・ディス・プレイス
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