アルバム名:Rich Versus Roach
アーティスト:Buddy Rich & Max Roach
リリース:1959年
評価:★★★
コメント:熱いです、ここに居る2人(笑)
バディ・リッチはスウィングジャズ時代に鳴らした名うてのドラマー、一方のマックス・ローチはその次の(所謂モダンジャズ)時代の名ドラマーの一人。
内容はこの2人のドラマーにドラム合戦をやらせてみようといった企画のようで、まぁ、かなりお遊び感覚が強い作品なのかなぁと思います。
そもそも(正確には6,7年前に)これを入手した理由は、当時、M.ローチの作品のいくつかを聴いてこれに惹かれたところが多く、本作もM.ローチという名前をキーに十把一絡げ入手したような次第でして、その時にチョロっと聴いたままCD棚の肥やしになっていました。
もとい。「肥やし」状態になったのは言うまでも無く小生には響きがなかったから・・・まず、誤解を恐れずに申し上げれば、ドラム主体/ドラムソロ満載(と言うか、そこがメインな訳ですが)というのは、ジャンルを問わずその在り方として「愚の骨頂」なのでは?と思っています。
念のために申し添えておけば、「ドラマーのソロ作品」を否定的に捉えている訳ではありません。「ドラム主体・ドラムソロ主体」の作品はどうも頂けないなぁ・・・と申しております。
再びもとい。更に本作については、小生が惹かれたM.ローチその人の音と言いますかフィーリングと言いますか、が皆無なのです。
もともと、'60s後期辺りから原点回帰的な非常に「ブラック/アフリカン・セントリック」な、そして「スピリチュアル」なジャズをやり始めたM.ローチに惹かれていた小生なので、まぁ、上記のようなコンテキストから制作された本作が面白く響くことは・・・
言うまでも無く、ジャズ好き/ジャズドラム好きな方が本作に臨まれれば、全く違う視聴後感を持たれるであろう事は予測に難くありません。
それにしても、バディ・リッチの叩きっぷりは凄まじいですね(笑)確か、ジャズファンク的な作品もあるような事を聞いた事がありますが、安価で入手できるようならちょっと試してみようかなぁ(^^;
収録曲:
1.Sing, Sing, Sing [Alternate Take]
2.Sing, Sing, Sing
3.The Casbah
4.The Casbah [Alternate Take]
5.Sleep
6.Figure Eights
7.Yesterdays
8.Big Foot
9.Big Foot [Alternate Take]
10.Limehouse Blues
11.Limehouse Blues [Alternate Take]
12.Toot, Toot, Tootsie Goodbye
0 件のコメント:
コメントを投稿