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2012年8月14日

Alive(邦題:地獄の狂獣)/ Kiss


アルバム名:Alive!
アーティスト:Kiss
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:'74年のデビュー作を含め3枚のスタジオアルバムを2年の内にリリースし、その勢いは本作が初となるライブ盤に集約された言ってもいいのではないでしょうか?

歌舞伎(隈取)をヒントにした奇抜な化粧や火吹きパフォーマンスなど、如何にもショウビズに向けられた姿勢は「数週間から1年で消えてゆくだろう」という評論家の言を粉砕し(笑)、今年でもう40年近く存続している事になります。

当時、前座としてのKISSがメインを喰ってしまう・・・という事から煙たがられたという話はどこかで聞いた事がありますが、実際、この作品が予約だけで40万枚を記録したという事実と併せれば不思議ではありませんね。

翌年'76年の年明けには実売上が100万枚を超えていたとか・・・すごい勢いだったのですね、ほんと。

デビュー作からの3作品からセレクトされた曲で構成された本ライブ作は、ある意味でベスト盤の様相も呈しています。

以前のKISS作品レビューにも同様の事を書いたかも知れませんが、この方々はハードロックではなくハードロックンロールであると思っています。

ですので(?)、あまりテクニカルにギターその他を見る(聴く)事は、殊、KISSに対しては不要だとの思いで対峙していますが、意外にここでのエース・フューレイが「弾いている」のに気付かされます(笑)

ソウルフルな声質ではあるポール・スタンレーは、本作でも聴けるそのファンキー加減はもうロックンローラー以外のなにものでもなく(笑)、アメリカンピープルを踊らせる魅力を発揮しています。

それにしても邦題サブタイトルが"地獄の狂獣"とは・・・"狂獣"って広辞苑とかに載っている単語なのかしらん?(日本語入力で一発変換できる訳がありませんな(^^;)
収録曲
[Disc 1]
1.Deuce
2.Strutter
3.Got To Choose
4.Hotter Than Hell
5.Firehouse
6.Nothin' To Lose
7.C'mon and Love Me
8.Parasite
9.She
[Disc 2]
1.Watching You
2.100, 000 Years
3.Black Diamond
4.Rock Bottom
5.Cold Gin
6.Rock And Roll All Nite
7.Let Me Go, Rock 'N' Roll

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