リリース:1972年
コメント:深紫(ディープ・パープル)の<Come Taste The Band>の視聴歴もありますが、寧ろ?<Stormbringer>の視聴で「おおっ、グレン・ヒューズって...エエ感じやんかぁ」との気付きを得て、幸いにして某師匠から「...なら、コレ(本作)は100%ハマるはず」とのコメントを頂いておりました。
少し時間が空いてしまいましたが満を持しての登場です、ってこれ、実は知人からの借り物です。先日、若くして逝った同僚の七回忌の集まりと称してその知人宅で「賑やかに」音楽鑑賞会(という名のグダグダ飲み会(笑)を催した際、知人宅のCD棚を物色していて見つけたものです。
#この知人もかなりの音キチです、言わずもがな同僚も音キチでした(^^;
本作はTrapezeの3作目という事で、極個人的なポリシー?である「初見バンドは出来るだけファーストから追っかける」論は適用出来ておりませんが(すでに形骸化しているという声もチラホラ(笑)、折角のおススメですから素直に拝聴致します。
幸いな事に国内盤でしたので、ライナーも歌詞も読めて助かりました。そのライナーの中で「ディープパープルのG.ヒューズと言われるよりは、トラピーズのG.ヒューズと言ってもらえる方が嬉しい。何故ならトラピーズは自身の音楽そのものだったんだ」とG.ヒューズがインタビューに応えている一文がありました。
一言で言い表せる程の語彙を持ち合わせてはいないのですが、そうですねぇ「もたれない程度のこってりさ&ウォームなR&Bテイスト」がとても心地よく響く内容ですね。
面白いのは、[2]-[6]がG.ヒューズ、その他がメル・ギャレー(g)&デヴィッド・ホランド(ds)という具合に、コンポーズがスッパリと分かれている点。
アルバム全体を通してみれば、心地よいロックン'nファンク、R&Bテイストといった形容なのですが、やはりG.ヒューズのコンポーズはちょっとコクとか粘り、黒度合い、のような部分でよりファンク的なモノを感じ、M.ギャレー&D.ホーランドのそれにはダンサブルと言いますか、ロックンロールにR&Bの美味しさをまぶしてゆくような行き方なのかなぁと思ったりした次第です。
いやぁ、それにしてもこれは聴いていて気持ちがいいですねぇ(大げさに言えば、結構どの曲も小生にしてみれば平均以上のスコアの高い楽曲が並んでいます(^^;)。
侮る事ができない'70s(ハード)ロックの世界でございますなぁ。<m(_ _)m>
それ故ベストトラックをセレクトするのは難しいのですが、どうでしょう?[2]と[3]で決まりではないでしょうか?いや[6]も外すには忍びないなぁ...嗚呼...これは持って行かれますよぉ〜(笑)
収録曲:
1.Keepin' Time
2.Coast To Coast
3.What Is A Woman's Role
4.Way Back To The Bone
5.Feelin' So Much Better Now
6.Will Our Love End
7.Loser
8.You Are The Music
0 件のコメント:
コメントを投稿