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2014年5月11日

Cliché / 大貫妙子

リリース:1982年
コメント:個人的にも、物凄い舵の切り方だとは思いますが(^^;、まぁ、気になり出したらどうしても聴いてみたくなり...という、珍しくスピーディーな入手ではありました(笑)

昼休み@オフィスで動画サイトでたまたま[2]を視聴したのがそのキッカケでした。

実際、大貫妙子氏の作品など全く知らない世界でしたが、[2]のイントロから数小節聴いたところで「あぁ、確かこの曲は...」と脳裏に蘇った記憶がありました。

その昔、「今夜、何色?」という関西ローカルな深夜番組があり、そのオープニング曲として[2]が使われていました(多分、現在40代半ば以降で、関西圏で生活していた人なら判ると思います(^^;)

本作が'82年リリースですが、番組は'83/'84年辺りだったでしょうかねぇ..何れにせよ、パステルカラーのような軽さの妙がある歌詞がとても新鮮な感じでいいなぁ...と。

加えて、その何とも言えない透明感、日本歌謡曲的でもなく、米英洋楽的でもない、どこか無国籍(^^;な不思議な感覚が味わえるこの曲は、今の今まで忘れていたとは言え、いい曲じゃないかっ!

多くの方の評では[1]をベストトラックに揚げているように思われますが、上記のような思い入れもあり、個人的にはもうこの[2]があるだけで本作には満足です。

とは言えせっかく作品を入手したんだからしっかり聴かないといけませんね。

先ず本作について各所から情報を仕入れると、この頃は「ヨーロッパ三部作」(前々作<ROMANTIQUE>、前作<アヴァンチュール>、および本作)と称されるアルバム群に象徴される、主に欧州的な匂いを感じさせる楽曲が多かったようです。

本作も特に後半にかけてはその印象が強くなりますが、これは実際にフランスでのレコーディングであった事も然ることならが、ジャン・ミュジー(作曲/編曲)を始めとするネイティブなミュージシャンとの協業もあったからでしょう。

更には、前半は坂本龍一氏(key)が編曲にも大きく携わっており、ミュージシャンも大村憲司氏(g)、細野晴臣氏(b)、村上秀一氏(ds)といった強力なプレーヤー(ミュージシャン)に囲まれています(^^;)

いわゆるアナログ時代で言うところのA面は坂本氏を筆頭に、B面はJ.ミュジーを筆頭に、といった態で制作されているようです(なので、音も比較的はっきりと前後半で分かれています)。

ここ数日は[2]と[3]が頭のなかで必要以上に勝手にリフレインしておりますが、四十路も下り坂に差し掛かっているオッサンの頭の中で『♪ピーターラビットはぁ〜私のぉ〜となりに住んでるぅ〜♪』がクルクル回っているというシチュエーションは有りや無しや(笑)
収録曲
1. 黒のクレール
2. 色彩都市
3. ピーターラビットとわたし
4. LABYRINTH
5. 風の道
6. 光のカーニバル
7. つむじ風(tourbillon)
8. 憶ひ出(mémoire)
9. 夏色の服
10. 黒のクレール(reprise)

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