リリース:1983年
コメント:発売時期から考えれば、LPとCDが併売されていた可能性はありますが、正直、どちらもあまり数は出なかったのではないでしょうか?
小生がこの方の1st<Spinozza>を聴いたのがフュージョン渉猟期(2000年前後の数年間)でして、その頃に初めて1stがCD化されたのではなかったかと思います。
で、そのライナーには本作(2nd)に触れた記載は無かったよう記憶しています。当時の事、インターネットはまぁ存在はしておりましたが、職場はまだしも自分の家ではまだPCにモデム引っ付けてのダイアルアップ(嗚呼...)
ピーゴロゴロゴロビィヨ〜ンビィヨ〜ンで接続するも圧倒的な遅さと常時接続できない(だって、その間は電話が取れないので、カミさんから「メールチェックしたら、さっさと切ってよ!」オーラが放たれていましたから(再び嗚呼...)、加えて、まだそれ程には世の中に情報は溢れてはいませんでしたしね。
結局、いろいろなフュージョン作品を聴くうちに、そうした外回りで「D.スピノザには2nd作品もある」との情報を得る事となりました。
そこから実際にコレを入手するにはまた暫く時間が掛かったはずですが、そうしたモノを探す楽しみも含めて音楽好きの道楽だと思うのです。
それに比べ、ネットでちゃちゃっと検索、で気に入ればダウンロードで入手、飽きれば削除...味気ない事この上ない。
もとい。ジャズスタンダードも入れつつの作品らしく、過度にエッジの立たない、メロ優先でシッカリとしたプレーが身上のスピノザさんらしい作りかと思います。
とは言え、ファーストを聴いてから本作にたどり着くまで時間があった事、自作曲は半分以下(3曲)、全体的にある意味「くせのない」作りになっている事などから、むしろフュージョンギタリストとしてのD.スピノザを聴きたい向きには「物足りなさ」を感じる作品ではないかと思います。
この辺りはもう「好きだからアルバム所有しているだけで...」みたいな態(である自分)を否定できません(恥)
そうしたファン(マニア)視点からの嬉しさ?としては、本作ではジョン・トロペイさん始め、ジェフ・ミロノフやヒュー・マクラッケンといったセッションギター職人が結構終結しているところでしょうか。
正直、意識して追いかける程の入れ込みようではない訳ですが、演じているのが判っていれば、やはり聴いておきたいミュージシャンではあります。
#よく言えば、(スティーヴ)カーンさんやJ.トロペイさんのように
#主演作品を出さないバイプレーヤ的な生き方(行き方)が
#素敵ではあります。
収録曲:
A-1. Atlantic Crossing
A-2. Here, There and Everywhere
A-3. You Are The One
A-4. Antonio's Song
B-1. Here's That Rainy Day
B-2. Autumn Leaves
B-3. My Funny Valentine
B-4. Miss D
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