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2014年5月6日

Magic / Billy Cobham

リリース:1977年
コメント:手持ちのビリー・コブハム作品は(なん作品かは売却処分した事もあり)意外と少なく十数作品ですが、それでもまだ未レビューのものがあったりします(汗)

多分、一度くらいは耳にしているはずなのですが、作品とこちらの意気込みといいますか、波長が合わないと、レビューを書こうかという気にならない事は多々ありますので...

今年もG.W.は取り立てて遠出する事もありませんので、例によってアナログレコードの虫干しを兼ねて本作のようなブツもターンテーブルに乗っけてみました。

入手後の視聴でピンと来なかった要因の1つは、多分ギター奏者への期待度が低かったからかも知れません。

全編を通じて演じているのはピート・マウヌ(Pete Maunu)という方で、小生、全く知見がございません。

某サイトでチョロっと調べてみると、L.A.のセッションミュージシャンとして知られており、所謂、身内ウケするタイプの方のようで、同じ頃だとジャン・リュックポンティの作品にもクレジットがあるようです。

P.マウヌの腕前に関しましては何も文句をつけるものではありませんが、むしろ、今回の聴き直し(多分に初回視聴に近いのではありますが(汗)で「おぉっ」となったところは、鍵盤(アコースティックピアノ/エレキピアノ)でクレジットされているヨハヒム・キューンその人のプレー。

ジャズのコンテキストから、その名前だけは聞き及んでいたのですが、それ以上の情報は持ちあわせていませんでした(どうやら、ジャズでもちょっとアヴァンな感じの作風らしいですね)。

で、特にB面(B-2)の組曲で繰り広げられるJ.キューンの動きがとてもイイんですねぇ。

バップ的なきれいな旋律で攻めるかと思えば、ジャズ・ロック的な難易さの中にあってもちゃんとノレるフレーズを紡いでおり...いいですねぇ、この感じ。

ちょっとこの方の作品を調べてみたら、アルフォンソ・ムザーンやフィリップ・カテリーン、日野皓正と組んでのジャズ・ロック的な作品もあるらしく、なかなか興味深いですねぇ。

あ、後ヅケではありませんが(^^;、言わずもがな、この時期のコブハムさんの叩きっぷりは圧巻でございます <m(_ _)m>
収録曲
A-1. On A Magic Carpet Ride
A-2. AC/DC
A-3. Leward Winds
A-4. Puffin' Stuff
B-1. "Anteres" - The Star
B-2. Magic - Reflections In The Clouds - Magic-Recapitulation

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