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2006年1月4日
Two for the Road / Larry Coryell & Steve Khan
リリース:1976年
評価:★★★★★
コメント:ジャズ・ギターの既成枠をはみ出し、より広いフィールドへの適合性を提示して見せたラリー・コリエル氏。
そのコリエル氏が、'70s中期当時、頭角を現し始めていたスティーヴ・カーン氏と組んで作り上げフュージョン史/ギター・デュオ作品史における重要な一作かと思います。
当時のL.コリエル氏は11th Houseを率いてジャズ・ロック的なアプローチを展開しており、一方のS.カーン氏はS.マーカス氏のバンドに在籍(こちらも結構ジャズ・ロックしてました)。
そんな両者がガチンコでアコースティック・ギターによる演奏を、しかもライブで残し(且つ、発表し)てくれたことに感謝です。
取り上げている曲もW.ショーターやB.ハッチャーソンといった「ギターでは演(や)らんでしょう、普通」という所に果敢にチャレンジし、見事に昇華しきっています。
両者の技術とセンスに裏打ちされた演奏は本当に圧巻です。
この頃を境に、L.コリエル氏は11th Houseとしての活動を終え、よりアコースティック且つクラシカルな要素も含めた大作主義的な作品へシフトして行きます。
一方のS.カーン氏は'70sフュージョン・シーンを支える看板ギタリストとしてリーダー作を発表して行くことになります。
偶然なのか必然なのか、その辺りの世代交代を思わせる動きも興味深いところです。
収録曲:
1.Spain
2.Bouquet
3.Son of Stiff Neck
4.Ju Ju
5.St. Gallen
6.Footprints
7.General Moto's Well Laid Plan
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