コメント内の表記について
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。

2006年1月20日

Michael Schenker Group(邦題:神 帰ってきたフライング・アロウ)/ Michael Schenker Group


リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:UFO、スコーピオンズに別れを告げ、ようやく(?)自ら采配をふるうことができるグループM.S.Gを旗揚げした記念碑的な作品です。

無論、単なる「記念」という意味だけなく、'70sハードロックと'80sハードロックの橋渡しを成しえた作品でもあるのでは?と考える次第です。

リスナー側にも色々と好みはあると思いますが、殊、日本マーケットでの人気はかなりのものであったと思っています。

本作('80年作)におけるマイケル・シェンカー(g)のプレーを一聴戴ければ、1)ベーシックを疎かにせず、2)特有の"美意識"を組み込んだ、そのメロディラインは誰も追随できない独自の世界です。

過多な演奏技術のひけらかしなどなく、「音飛ばし」を巧く使ったフレーズ構成には、当時のギターキッズ(含む、私 (^^;)も熱中しました。

M.S.Gライブでの定番になっている[1]や[2]、UFO時代の[Lipstick Traces]にも似た美メロの[4]、ギターキッズ誰もが「コピーしなきゃ!」という強迫観念にも似た焦りを覚えた衝撃の[6](^^; などなど、ハードロック名盤の名に恥じぬ出来栄えです。
収録曲
1.Armed and Ready
2.Cry for the Nations
3.Victim of Illusion
4.Bijou Pleasurette
5.Feels Like a Good Things
6.Into the Arena
7.Looking out from Nowhere
8.Tales of Mystery
9.Lost Horizons

1 件のコメント:

  1. 78年か79年のレディングフェスにスコーピオンズが主演した際に
    バックステージを伊藤正則氏が訪れたレポートが「音楽専科」に掲載されてました。そこにUFOを脱退していたマイケルがいた! ソロアルバムを作ってて、デモテープを聞かせてくれたけど、周りの喧噪でどの曲だったかは
    分からない…みたいな記事に興奮した覚えがあります。
    当時、渋谷洋一氏のFM番組の人気投票で洋楽部門を独占。日本ではそれくらいの大ヒットだった訳ですね。
    邦楽部門のゲストだった忌野清志郎氏が「こいつ何遍も出てくるな」と
    憤慨してたのを思い出しましたw

    返信削除