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2006年1月1日

Under Fire / Gato Barbieri


リリース:1971年
評価:★★★★
コメント:1stアルバムから聴いている訳ではありませんので見当ハズレかも知れませんが、少なからずガトー・バルビエリ(ts)のプレーには本当にウェットなものを感じ、同時に強い地方(というか、明らかに中南米的な)色を感じます。

時代的には'70sはじめ('71年)録音ですから、所謂フュージョンというよりもクロスオーバー的な色彩の濃い作品のように感じました。

時に音が歪み、それが却って「情」のようなものを強く想起させるG.バルビエリの音は、やはりストレートなジャズとは言えないのかも知れません。

それでも、どこか惹きつけられるその音楽には得も云われぬ魅力があります。

決して彼の「最高傑作」という代物ではないにせよ、軽めのノリというか、聴き易さのような部分を優先させるにはいい作品かと思います。

G.バルビエリ自らがvoをとる[2]も中々のものです。

因みに、スタンリー・クラーク(b)、ジョン・アバークロムビー(g)、アイルト・モレイラ(perc)、ムトゥーメ(ds)等が参加しており、かなりの凄腕集団となっています。
収録曲
1.El Parana
2.Yo le Canto a la Luna
3.Antonico
4.Maria Domingas
5.El Sertao

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