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2007年1月21日
Vanilla Fudge(邦題:キープ・ミー・ハンギング・オン)/ Vanilla Fudge
リリース:1967年
評価:★★★★
コメント:'60s末、サイケデリック・ロックとかアート・ロックと形容される一群にあって、ヒット曲を持っているだけに留まらず、その後のメンバーの活躍などもロックの語り草になっているヴァニラ・ファッジ。
本作はそのヴァニラ・ファッジのファーストアルバムであり、ロック混沌期または創世期における名盤としてリストアップされる事も多い作品かと。
想像の域を出ませんが、デビュー作で自らのオリジナル曲を入れない事を敢えてやっているのは、彼らがアレンジや演奏力そのものでも勝負できると踏んだ事の表れなのかも知れません。
正直、アレンジ力の優劣はよく判りませんが、少なくともマイナーな曲でお茶を濁すのではなく、メジャーヒット曲を正面切って自らの色・スタイルで演じている姿勢は非常に自信に溢れたものと思います。
無論、その1つが目玉曲である[6]である事は言うに及ばずです。
またバンドの強力なカラーを滲ませるマーク・スタインのkeyが全面的に聴き手の耳を捉えますが、過剰になる手前の塩梅が良いのだと思います。
また楽曲・バンドがこれ程の勢いとグイグイと前進する駆動力はカーマイン・アピス(ds)、ティム・ボガード(b)といった達者なメンバーに依るところが少なくないのでは、とも思います。
出鱈目な(下手くそな)バンドであっても、混沌とした時代だから許されていた、という事が真とすれば、ヴァニラ・ファッジは自らの演奏力・技術について高らかにこれを喧伝した立派なバンドだと思うのです。
収録曲:
1.Ticket to Ride
2.People Get Ready
3.She's Not There
4.Bang Bang
5.Stra (Illusions of My Childhood, Pt. 1)/You Keep Me Hangin'
6.Take Me for a Little While/Ryfi (Illusions of My Childhood, Pt. 3)
7.Eleanor Rigby/Elds
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