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2007年1月6日

Rejoice / Pharoah Sanders


リリース:1981年
評価:★★★★
コメント:'80sになって、それまでの方向性とは少し違った音作りで、純ジャズ・ファン(?)ではなくクラブ・ジャズ派などから高い再評価を受けたファロア・サンダース。

本作はオリジナルではアナログ2枚組みでリリースされていたもの(オミットなしで全曲収録。エライっ!)。

アルバムタイトルである<Rejoice>と言うワード、そして[2]、[3]といった辺りを聴くと、この作品に込められた意図が判るのではないでしょうか?

柔らかさや温かさ、何よりも「喜び」を表す音に、本当に踊り出してしまうこと請け合いです(^^;

[5]ではベニー・カーター作のスウィンギーなナンバーを、[6]ではジョン・コルトレーン作品にリリックを充て、更にはボビー・ハッチャーソンのチャームなヴィブラフォンが冴えます。

同じくJ.コルトレーン作品の[7]は本作一番のメロウさ。はぁ~、何ともウォーミーです。

どの時代のP.サンダース像(そして彼が創作した楽曲)も好きなのですが、何か吹っ切れたような'80s以降の音作りは、先述のように、幅広い音楽好きの方々へP.サンダースの認知度を高めたという点で非常に気に入っています。

バックの面子もかなり豪華に配置されており、ドラムとピアノをそれぞれダブルキャストで用意。

ジム・ボナー(p)とジョン・ヒックス(p)、エルヴィン・ジョーンズ(ds)とビリー・ヒギンス(ds)と、まぁ贅沢といえば贅沢です。

未だ、「何かうるさいだけ」、「ぶきょ~っ、とか鳴らす人」といったイメージを持っている方や、そもそもP.サンダースと聞いただけでイジェクトされている方、イメージ変わりますから、是非聴いてみて下さい(^^;
収録曲
1. Rejoice
2. High Life
3. Nigerian Juju Hilife
4. Origin
5. When Lights Are Low
6. Moment's Notice
7. Central Park West
8. Ntjilo Ntjilo/Bird Song
9. Farah

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