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2007年1月5日

The Brecker Brothers / Brecker Brothers


リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:'99年に初期ブレッカーBros.(ランディ・ブレッカー/tp、マイケル・ブレッカー/ts)の一連の作品がCD化された際には大喜びしましたが、ここに来て更に「廉価」でのCD化・・・

否、いい作品がいつでも入手できる状況は喜ばねばなりません(^^;

本作は'70sのフュージョン・シーンで突出したパワーと創造性を発揮したブレッカーBros.のデビュー作にあたり、志を同じくした当時の若手セッション系ミュージシャン達-デヴィッド・サンボーン(as)、ドン・グロルニック(key)、ウィル・リー(b)、ハービー・メイソン(ds)等-が高らかにポスト・ジャズ/ポスト・クロスオーバーを宣言した作品と見ることもできます。

言わずもがなの代表曲[1]、[6]を筆頭に、殆どの楽曲はハードでメカニカル、スピードもあればエフェクトだってあり。

その事がある種のバッシング(或いはフュージョン全体へのバッシング)となった事実はあります。

それでもブレッカーBros.やその他「有能な」フュージョン系アーティストに絶大なる支持を送る小生の様なものにとって「このグループがあればこそ'70sフュージョン・シーンが有り得た」とまで思っています。

何時だって新しい事をやろうと思えば、それなりの軋轢や批判は承知の上。

それを捩じ伏せるだけの力量とセンスを持ち合わせた稀有なアーティスト、それがブレッカーBros.だったのだと思います。お見事です。
収録曲
1.On the Western Skyline
2.Every Little Kiss
3.Mandolin Rain
4.The Long Race
5.The Way It Is
6.Down the Road Tonight
7.The Wild Frontier
8.The River Runs Low
9.The Red Plains

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