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2005年5月23日

Message From Home / Pharoah Sanders


リリース:1995年
評価:★★★
コメント:リアルタイムでの本作の評判は知りませんが、これはある意味、旧来からのファンにとっては踏絵のようなものになっていたのかも知れないなぁと思います。

本作での[1]や[3]から飛び出てくる音は、ある種、ヒップ・ジャズの域にあるといってもあながち的外れではなく、過激なブローの中に見事なメロディーラインを浮かび上がらせたり、切ないほどの優しさを表現してきた過去の作品とはやはり一線を画す印象を受けます。

無論、時代と共に変わる事を否としている訳ではなりません。

奇才ビル・ラズウェルがプロデュースを請け負っているという点を見れば、ファロア・サンダース自らが望んだ変化なのだと思います。

そして誤解してはいけないのは、P.サンダース自身が楽曲へ託している想いは(やはり)不変であるという点です。

良くも悪くも、これ程垢抜けたP.サンダースの音を聴いたのは本作が初めてです。

これを受け止めた上で、肯定するも否定するも、それはファン(リスナー)の次第っといった所でしょうか。

私ですか?私は・・・肯定ですかね。

「P.サンダースが好きだ!」という盲目的な感情もありますが、聴いていて「やっぱり、イイなぁ~」と単純に思えるところも多々あります。

音楽の本質って、案外、そんな単純なところに「解」を見つけるんじゃないでしょうか。

先述のように、P.サンダース自身もきっと「腹に一物」あったに違いないと思うのですがね(^^;
収録曲
1.Our Roots [Began in Africa]
2.Nozipho
3.Tomoki
4.Ocean Song
5.Kumba
6.Country Mile

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