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2005年5月4日
トレイス / 益田幹夫
リリース:1974年
評価:★★★★
コメント:'70sの日本におけるジャズシーンの面白さに気付かされてからというもの、なるべくその辺りのモノ(作品)はプレーヤーや前評判(評論家の方がたの評価)などは度外視して、とにかく自らの耳で聴いてみることにしています。
そんな中で出会った一枚がこれ。
益田氏(p)の名前はもう少し時代を下ったフュージョン期の作品で目にしていたのですが、本作がソロデビュー作。
特に素晴らしいと思ったのが[2]。
氏のオリジナルですが、ゆっくりと流される氏のピアノに日野皓正氏のフリューゲルフォンが絡みつく、モーダルな美しさが冴える秀作です。
そしてもう一品が[4]。
とにかく植松孝夫氏のテナーサックスと益田氏のピアノがキーとなるこの曲、是非一聴してください。
[祈り]というタイトルとも相まって、極上の10分間を過ごせます (´ω`)ハァ~
ある種、スピリチュアルジャズのコンテキストから聴いても満足できる曲かと思います。
収録曲:
1. ピノキオ
2. 黒水仙
3. ハード・ラック
4. 祈り
5. アッド・サム
6. アローン・アローン・アンド・アローン
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