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2005年5月26日
In a Special Way / Gene Harris
リリース:1976年
評価:★★★★
コメント:'70s中期は<Nexus>や<Tone Tantrum>といったメロウ/グルーヴィーなフュージョンサウンド作品を残したジーン・ハリス(p)。
本作もその路線で残された'76年作。
ライナーを書いておられる小林某氏はその中ではっきり「B級作品」と言っておられます。
まぁ、ライナーだから良いことしか書かないライターよりは親近感が湧きますが、無論、その言葉を理解する上では、ライナー全体に目を通してみてください。
ライナーとは別に私個人の感想はと言えば、他の'70s中期作品も聴いている事もあり(且つ、それらの音は大好きなので)専門家の方ほどシビアに「B級」の烙印を押すには至りません(^^;
当然、スリーサウンズ時代および<Nexus>以降のストレートなジャズへの回帰を「本来の姿(?)」として捉えれば、本作は駄作なのかも知れません。
先の小林氏は「ラリー・マイゼルの悪影響」とも評しておられますが、マイゼル(兄弟)の仕事も実は私は大好きなものですがね・・・(^^;
しかし、G.ハリス本人もストレートなジャズをやりたくて本作を作った訳でもないでしょうし、寧ろ、同時期には先のマイゼル兄弟(a.k.a スカイハイ・プロダクション)と組んでドナルド・バードも同系の作品を多数リリースしていますよね(ブルーノートから)。
時代への迎合というと聞こえが悪いのですが、「俺のグルーヴはこうだ!」というG.ハリスの意気込みだったのでは?と思うのです。
まぁ、早い話が「ジャズ」を期待して聴く作品ではなく、グルーヴ至上主義(^^;的な一品として扱えば、少なくとも私にはいい感じの作品なのです。
特に[4]でのノリは非常に気持ちのいいものです。
また、[9]はジョン・コルトレーンの名曲をカバー。
フュージョンっぽいアレンジながらも、エイゾー・ローレンス(ts)のおおらかなブローとも相まって、個人的なイチオシ曲でもあります。
リー・リトナー(g)、アル・マッケイ(g)、ハービー・メイソン(ds)、ジェームス・ギャドソン(ds)、チャック・レイニー(b)、ジェリー・ピータース(elp、synth)等、かなり豪華な面子が参加。
収録曲:
1.Theme for Relana
2.Rebop
3.Zulu
4.Always in My Mind
5.Love for Sale
6.It's Your Love
7.Soft Cycles
8.Five/Four
9.Naima
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