コメント内の表記について:
アルバム名の引用は<・・・>で、曲名の引用は[・・・]で囲むよう心掛けています。また、邦人アーティストは日本語で、海外アーティストはアルファベット表記を心掛けています。
ラベル付けされていないアーティスト等について:
ラベル付けされていない記事(アーティスト)の検索には、左上にある検索フィールドを利用してください。
2004年12月30日
Multiple / Joe Henderson
リリース:1973年
評価:★★★★
コメント:微妙にズレた硬派なジャズマンという印象で私はこのジョー・ヘンダーソン(ts、fl、ss、vo etc..)を捉えていたのです。
が、本作ではバップやモード、フリーといったジャズの形を通過したその後の道のりを検索するような、何とも面白い内容になっていると感じています。
2004年12月23日
Fly On / Air Pocket
リリース:1975年
評価:★★★★
コメント:本作の一作品のみを残して舞台から消えたエア・ポケット。
70's中期という時代おけるジャズ・ロック、というよりももう少し洗練された、ある種の融合音楽(フュージョン)とも呼べるような楽曲が並んでいます。
Sweetback / Ivan Boogaloo Jones
リリース:1976年
評価:★★★★★
コメント:これはカッコいいです。
ソウルジャズというカテゴリを聴いたことが無い訳ではありませんが、まさに目からウロコが落ちる思いです。
オリジナルジャケットでの再発も手伝ってか(^^;、[1]から続く最高/最良のグルーヴにノックアウトです。
2004年12月18日
Dust Yourself Off / Accept No Substitute / Pleasure
アルバム名:
アーティスト:
リリース:1975年 / 1976年
評価:★★★★
コメント:クルセイダーズのウェイン・ヘンダーソンの全面バックアップでデビューを飾ったプレジャーの2作品(ファースト['75]&セカンド['76])をリマスタリング&2in1にしたお買い得盤です。
当のW.ヘンダーソンがプロデュースも手がけており、「クルセイダーズっぽいのかな?」と思いきや、意外なくらいにソウル/ファンクを中心とした音になっています。
Root Down / Jimmy Smith
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:色々なアーチストの作品を入手するにあたって、一つの拠り所として愛用している某ジャズ本があります。
その中で、「ファンキーな音(楽)ってどんなものか?と知りたければ、黙ってこれを聴けばいい!」とあったのを真に受けて入手しました(^^;
The Essence of Mystery / Alphonse Mouzon
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:ウェザー・リポートの初代ドラマーであったり、'70s中期辺りではラリー・コリエル氏(g)の11th Houseに参加したり、無論、数々のセッションにも顔を出していたアルフォンソ・ムザーン(ds、cliv、vo、perc etc..)がブルーノートからリリースした初リーダー作。
2004年12月12日
Through Any Window / Neil Larsen
リリース:1987年
評価:★★★★
コメント:興味のあるモノは一先ず入手する(無論、お金と相談の上で)。
で、その行為に満足してしまい、「聴いていないアルバム」が結構あります。
典型的な悪性リスナー(というか、半分コレクター)の私ですが、ニール・ラーセン(key)の'87年作品である本作もそんな一枚です。
Tone Tantrum / Gene Harris
リリース:1977年
評価:★★★★
コメント:クラブジャズと言ってしまうと乱暴ですが、そちらのコンテキストからは間違いなくリスペクトされるであろうジーン・ハリス(key)の'77年作品。
本作に至るまでの数作‐<Astral Signal>や<Nexus>等‐と同様、気持ちよくなれる楽曲が並んでいます。
2004年12月9日
Valerian / Philippe Saisse
リリース:1988年
評価:★★★
コメント:プレーヤー、コンポーザー、アレンジャー、プロデューサーと多才な顔を持ち、そのどれもが高いクオリティを備えるという天才肌的なアーチスト、フィリップ・セス(p、ds、synth)の'89年作品。
2004年12月5日
It's Your World / Gil Scott-Heron
リリース:1976年
評価:★★★★★
コメント:名前は前々から聞くものの、ようやく手を出したギル・スコット-ヘロン(vo、el-p)の'76年作品。
何はともあれ、レアグルーヴ/ファンク好きな方は[1]でノックアウトされるのではないでしょうか?
Journey to the One / Pharoah Sanders
リリース:1980年
評価:★★★★★
コメント:小生は特別に感性が豊かな、感情が細やかな類の人間ではないと自身では思っていますが、とにかく[1]は何度聴いてもダメ(^^;
こんなにガリガリいってるのに、こんなに(音が)割れているのに・・・
2004年12月4日
Common Ground / Everette Harp
リリース:1994年
評価:★★★
コメント:'90s初頭にデビューしたサックスプレーヤー、エヴァレット・ハープのセカンド作品。
常々思うことは、こういうスムース(ソウル/フュージョン)系プレーヤーの個性といった部分の判別の仕方の難しさ。
Bleak House / Terje Rypdal
リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:過去に1枚だけリーダー作<Odyssey>('75年作)を聴いたことがあったのですが、そこで演じられていた音が非常に好みの音(正にジャズロック的)であったため、すっかり気に入ってしまいました。
In New York / Stuff
リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:Stuffが公式に残したライブ作品2作のうちの1作。
彼らのお膝元、N.Y.のライブハウス「ミケールズ」での演奏に加え、'78年の日本でのライブ(アルバム<Live Stuff>として収録)では体調不良で来日できなかったクリス・パーカー(ds)もきっちりと参加しています。
2004年11月21日
Attica Blues / Archie Shepp
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:小生など不良リスナーの典型みたいなものですから、「アーチー・シェップ=<The Magic Of Ju-Ju>」という公式に縛られ、「うーん、難しそう」と尻尾を巻く一人なのですが・・・
しかし、少なくとも本作は、もうフリージャズとかそんな範疇ではなく、強烈なR&B色に彩られたファンキーな作品として聴いています。
Oil on Canvas / Japan
リリース:1983年
評価:★★★★
コメント:初めてJAPANを耳にしたのはもう20年以上も前ですが、未だに「ふと」聴きたくなります。
難しいことなど何も考えず、ただ「なんとなくかっこいい」と思ったのを覚えています。
American Odyssey / Larry Colyell
リリース:1990年
評価:★★★
コメント:ラリー・コリエル氏(g)が井上道義氏、鈴木隆太氏等のプロデュースの下、'90年にリリースした作品。
両氏とも様々な楽団を指揮した事でも有名なコンダクターですね。
Harlem Bush Music/Taifa , Uhuru / Gary Bartz Ntu Troop
リリース:1970 / 1971年
評価:★★★★
コメント:'70s初頭、ゲーリー・バーツ(sax)がNTU TROOP名義で活動していた頃の2作品(Harlem Bush Music/TaifaとHarlem Bush Music/Uhuru)を2イン1にカップリングした作品です。
オリジナルでは、[1]-[6]がTaifaで、[7]-[11]がUhuru収録となっています。
Fancy Free / Donald Byrd
リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:そのタイトルが示す通り、非常に柔軟で、まさに気ままな感じを強く受けるドナルド・バード(tp)の'69年作品。
この後、'72年には強力にファンク的要素を強めた名作<Black Byrd>をリリースする事になります。
2004年11月20日
Soul is … / Bernard Purdie
リリース:1972年
評価:★★★★
コメント:その昔、会社を休んでまでスタジオに篭ってドラムを叩いていた某友人がこの人のビデオを見て勉強(?)していたのを思い出します(笑)
派手なフィル回しや目にも止まらぬ手数の多さといった現代のロック/フュージョン系ドラマーとは違います。
評価:★★★★
コメント:その昔、会社を休んでまでスタジオに篭ってドラムを叩いていた某友人がこの人のビデオを見て勉強(?)していたのを思い出します(笑)
派手なフィル回しや目にも止まらぬ手数の多さといった現代のロック/フュージョン系ドラマーとは違います。
Captain Fingers / Lee Ritenour
リリース:1977年
評価:★★★★
コメント:前作<First Course>から僅か1年そこそこで本作をリリースしたリー・リトナー(g)。
彼にしてみれば、まさに助走からいよいよスピードを上げに入る時期だったのかも知れません。
Jungle Cowboy / Jean-Paul Bourelly
リリース:1988年
評価:★★★★
コメント:音楽のジャンルが変化しようとも、私個人にとってギターという楽器はやはり一種独特の思い入れがあります。
ジャン・ポール・ブレリー(vo、g)の初リーダー作である本作も、実はそのギタープレーを聴いてみたいというのが入手の要因でした。
Mr. Hands / Herbie Hancock
リリース:1980年
評価:★★★★
コメント:狙っていたものなのか、苦渋の選択だったのか、正確なところは誰も判らないかも知れませんが、本作までにリリースされた作品や行われたセッションからの未発表テイク集。
2004年11月14日
Rio / Lee Ritenour
リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:セッション~ソロデビュー~ジェントルソウツと、'70s初期から中後期にわたり、フュージョン・シーンを賑わせた人気者、リー・リトナー(g)の'79年作。
多くのファンは本作での急激なアコースティック・ギターの導入とブラジリアン・フィーリングの多用に多少の戸惑いを覚えたのではないかと思います。
Directstep / Herbie Hancock
リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:賛否両論あるハービー・ハンコック(key、vo)の'70s末から'80s初頭にかけての時期ですが、本作もそんなややこしい(?)時期に録られた作品。
収録曲は何れも過去に演じられたものの再演ですので、目新しさというものはありません。
2004年11月13日
YAMA / Art Farmer
リリース:1979年
評価:★★★★
コメント:CTIレーベルには<Crawl Space>という作品も残しているアート・ファーマー(tp、flgh)ですが、所謂、ジャズ系ビッグ・ネームがフュージョンというカテゴリに(一時的であれ)移行せざるを得なかった時代?の作品。
2004年11月9日
Soul Source / Cal Tjader
リリース:1964年
評価:★★★★★
コメント:思いっきりラテン・フレーバーを詰め込んだカル・ジェイダー(vib)の'64年録音作品。
実は、とある中古レコードショップに立ち寄った際に店内に流れていた本作(丁度、その時は[2]が流れていました)を聴いて&レジ前に飾られていたジャケを見て、「こりゃいいなぁ・・・」と思い、いつか入手しようと思っていたところ、最近再CD化(&リマスター)されたと知り即入手(^^;
2004年11月8日
Urban Knights / Urban Knights
リリース:1995年
評価:★★★
コメント:'60sのジャズから'80sフュージョンに至るストリームにおいて、アーバン・ナイツを構成するメンバーは、既に各自が一国一城の主としての実力と人気を持ち得ているという点、それら城主が一同に会してしまったという点で、'90sにおけるフュージョン/スムース系作品ではかなり上位に位置付けられる作品ではないでしょうか。
Are You Glad to Be in America? / James Blood Ulmer
リリース:1981年
評価:★★★★
コメント:主人公であるジェームズ・ブラッド・ウルマー(g、vo)は後回しにして(^^;、何が本作の凄さかと言えば、ドラム&ベースではないかと思う訳です。
全編を通じて一貫しているのは、ドラムの呪術的とも言えるビートと、じっとしているのが苦痛に思える程に煽動的なベース。
2004年11月4日
Magic Windows / Herbie Hancock
リリース:1981年
評価:★★★
コメント:ジャズ評論家や生粋のジャズファン、ハービー・ハンコック・ファンでさえ、多分、本作への評価は惨憺たるものであると聞いています。
確かに、前後作である<Monster>や<Lite Me Up>といった作品を出していた時期は、上記の方々にとっては取るに足らない(=ジャズではない)ものであったかも知れません。
2004年11月3日
Groove Warrior / Dean Brown
リリース:2004年
評価:★★★★★
コメント:果報を待つこと4年。
やっとディーン・ブラウン(g、vo)のソロ第二弾の到着です。
全編を通じてファーストとの違いという面では、非常に多種多様なカテゴリ、それも、かなりグルーヴィな要素を含む音楽にインスパイアされたと思しき曲が並ぶ事。
2004年11月2日
Tomorrow Never Knows / Steve Marcus
リリース:1968年
評価:★★★★
コメント:とても万人ウケするとは思えないサックス・プレーヤー、スティーヴ・マーカスのソロ第一弾。
とは言え、所謂ジャズ・ロックの草分け的時代と位置にしっかりとその存在を示しているのは、やはり非凡のなせる技かと思ったりします。
Chik Corea Electric Band / Chik Corea Electric Band
リリース:1986年
評価:★★★★
コメント:後期リターン・トゥ・フォーエヴァー(RTF)以降、エレクトリック主体のバンド形式から少し距離を置いていたチック・コリアが全面的にエレクトリックなバンドとしての活動を再開させた「チック・コリア・エレクトリック・バンド」の1作目。
2004年11月1日
Hand on the Torch / US 3
リリース:1993年
評価:★★★
コメント:'90s初頭辺りからのヒップ・ホップとジャズの組み合わせによる表現は、ある意味、「何れ起こるだろう」という予測可能な音楽だったとも言えますが、要は「コロンブスの卵」という言葉が示すとおり、やっちゃった人がエライ!という事にもなります。
2004年10月24日
Alone at Last / Gary Burton
リリース:1971年
評価:★★★★★
コメント:<Duster>、<Lofty Fake Anagram>&カーネギーでのライブも含めた辺りのゲーリー・バートン・カルテットの音がとても好きなのですが、本作はG.バートン(vib)のソロによる作品。
2004年10月22日
パワージャングル/ 野獣王国
リリース:1998年
評価:★★★★
コメント:インディーズ・レーベルからのライブ盤が先行した後にメジャー・レーベルからファーストである本作がリリースされた野獣王国。
無論、メンバーは一癖も二癖も(いや、それ以上か(^^;)あるフュージョン・シーンの強者が集っている訳ですから、楽しくない訳がありません。
Swallow / Steve Swallow
リリース:1991年
評価:★★★★
コメント:スティーヴ・スワロウ(b)の名前はカーラ・ブレイ(org)との共作アルバムやカーラ・ブレイ・バンド、またジョン・スコフィールド(g)作品のプロデューサーとして見たことがあったのですが、ソロ作品を聴くのはこれが初めてでした。
2004年10月17日
Return of Headhunters / Headhunters
リリース:1998年
評価:★★★
コメント:ヘッドハンターズの約20年ぶりの再結成第1作目。
彼等が姿を消した'70s末から大きく音楽シーンは変わってしまっている訳ですが、流石に百戦錬磨の強者達だけあって、単に昔をなぞるだけに終わっていません。
Movies & More Movies / Michael Mantler
リリース:1978 / 1980年
評価:★★★★
コメント:オリジナルでは'78年と'80年に別々にリリースされたアルバムを2in1にしたCDです。
マイケル・マントラー(tp)を中心に、前者ではラリー・コリエルのジャズ・ロック・テイスト溢れるギターが、後者ではそのコリエルとも交流の深いフィリップ・カテリーンがギターを担当しています。
Cat Walk / Special EFX
リリース:1994年
評価:★★★
コメント:Special EFX名義の10作目です。
前後の作品を聴いていないので詳細は判らないのですが、少なくとも本作は打ち込み系のビートを主体としたメロウな都会的サウンドで全編が構成されています。
2004年10月13日
Maurice White / Maurice White
リリース:1985年
評価:★★★
コメント:Earth, Wind & Fireのフロントマン、且つ、司令塔としての重要な役割を担っていたモーリス・ホワイト(vo)が'85にリリースしたファースト・ソロです。
その前年、もう一人のフロントマンであるフィリップ・ベイリーがソロを出した(おまけに、フィル・コリンズとのデュオで[Easy Lover]のヒット曲も飛ばした)ためか、
Live At Montreux / Ben Sidran
アーティスト:
リリース:1978年
評価:★★★★
コメント:飄々としているようで、時にものすごくシリアスな歌も聴かせてくれるベン・シドラン(p、vo)。
彼が'78年のモントルー・ジャズ・フェスティバルで当時のアリスタ・オール・スターズを引き連れてのパフォーマンスを収めたライブ盤です。
Stellar Fungk: The Best of Slave / Slave
リリース:1994年
評価:★★★★
コメント:その昔、自分がベースを(お遊び程度ですが(^^;)弾いていた頃、「ファンクがやりたい。それもチョッパーがカッコいいやつ!」と思い、何か手の届きそうなお手本モノはないかと探して聴いたのがSlaveでした。
2004年10月11日
Moon Rappin' / Jack McDuff
リリース:1969年
評価:★★★★
コメント:ジミー・スミス、ジョニー・ハモンド・スミス、ラリー・ヤング、ジャック・マクグリフ・・・知っているオルガニストを列挙したに過ぎませんが、ブルーノートがレア・グルーブ シリーズとしてリイシューしている中に、このJ.マクダフの'69年作もあります。
2004年10月9日
BFD / BFD
リリース:1994年
評価:★★★★
コメント:セッション/スタジオ・ミュージシャンが自己名義で作品をリリースすること自体は別段珍しくありません。
しかし、下手をすると「本当はこんなに弾けるんだ(吹けるんだ、叩けるんだetc..)」的な自己満足作品になりかねません。
登録:
投稿 (Atom)